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ごあいさつ

残留農薬分析国際交流会の紹介

2008年11月に有志十数名による実際の中国の農薬残留分析事情を見てみようという目的で北京、上海、青島を訪問し意見交換などを行いこの交流会がスタートしました。設立当初は、日中関係者の相互理解と親睦に寄与することを目的として、日本および中国の残留農薬分析に関連する情報交換や分析現場での実情や課題を相互に議論してきましたが、2013年より広くアジアを視野に踏まえ「残留農薬分析国際交流会(International Information Exchange Meeting for Pesticide Residue Analysis)」と名称変更し、中国を含め、台湾、タイなどへも訪問し情報交換を行っています。それらの貴重な経験は、毎年2月に開催しています国際交流会セミナーでも報告させていただいております。

2009年には、日本からの参加者37名と大所帯となり、青島での交流会には現地の参加者を含め100名を超える大きな交流会となり、來陽市にある龍大食品グループの㈱ノースイの合弁工場をバス2台分の参加者が訪問し、分析関係者ではなかなか見学できない実際の日本向け加工食品製造現場を見学できたのはとても貴重な経験でした。その後も、中国農学会との合同交流会、瀋陽農業大学での合同交流会、北京CIQとの交流会等など中国での実際の農薬分析現場や、何らかのルートがないと見学ができないCIQのトップである中国検験検疫科学研究院CAIQや各地のCIQなど公的機関、民間分析機関等中国の残留農薬分析の現状をこの目で確かめ、自分達の残留農薬分析に活かす経験ができています。現在は有志の集まりでの活動ですが、今後ともグローバル時代の中、海外の情報も参考にしながら適切な残留農薬分析を行っていくためにも、この活動を継続し育てていく所存です。皆さんの積極的な参加を期待しております。

残留農薬分析国際交流会 代表幹事 斎藤勲

国際交流会で訪問した主な施設

中国

サントリー上海品質保証センター、アジレントテクノロジー上海、中国島津蘇州工場、青島誠誉食品検測有限公司、SAES住化分析技術(上海)有限公司、上海市食品薬品検験所、龍大食品集団有限公司(㈱ノースイ)、島津国際貿易上海ラボ、SGS上海、中国検験検疫科学研究院、青島CIQ,上海CIQ、北京BIQTC、上海CCIC、海南省CDC、瀋陽農業大学、中国農業科学院、中国農業科学院茶葉研究所(杭州)

台湾

台湾行政院衛生署薬物食品検験院、農業委員会農業薬物毒物試験所、SGS台湾

タイ

カセサート大学、タイ国農業協同組合省研究所、在タイ日本大使館、SGSバンコク